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独歩も愛した 城山 歴史を語る「城山」 歴史と文学の道
鶴屋城跡(城山)
鶴屋城跡(城山)
毛利高政が築いた佐伯城は、翼を広げたように見えたことから鶴屋城とも呼ばれています。当時の石垣が、今も山頂に残っています。
歴史を語る「城山」
 佐伯の中央に位置する城山は、慶長11年(1606)日田の隈城から移封された毛利高政によって築かれた。佐伯城天守閣は、築城後ほどなく火災によって消失。わずかに残った隈櫓、土塀なども廃藩置県の際に取り壊され、今では三の丸に櫓門(やぐらもん)、山頂に石垣が残るだけとなっている。
  佐伯の町の真ん中にある城山は、コジイやイチイガシなどの手つかずの原生林が生い茂り、シカやムササビ、県の天然記念物オオイタサンショウウオも生息している。そんな城山を愛したのが、明治の文豪・国木田独歩。城山頂上までの道のりには、独歩碑の道、登城の道、翌明の道、若宮の道、と4つの登山道があり、それぞれ四季折々の風景が楽しめる。山頂の独歩碑からは、遠く四国の山々まで眺望でき、登る人が後をたたない魅力があるのだ。
 
 
国木田 独歩
国木田独歩とは
 明治26年、佐伯町鶴谷学館教師として、弟と共に来佐した国木田独歩(くにきだどっぽ)。後に明治を代表する文豪として評される人物だ。佐伯滞在はわずか1年であったが、尺間山、彦山、元越山(もとえつざん)などの山々に登り、なかでも彼が最も愛したのが城山。何度も、何度も城山を歩いたことが、彼の日記「欺かざるの記」に詳しく記されている。彼の功績を称え、独歩碑も城山の山頂に建てられている。
城山の全景
城山の全景
「城山が鳴るとき、佐伯鳴る」と国木田独歩が記した城山
城山の山頂にある独歩碑
城山の山頂にある独歩碑
城山からの素晴らしい眺め
城山からの素晴らしい眺め
歴史と文学の道
県の文化財に指定されている「三の丸櫓門」
県の文化財に指定されている「三の丸櫓門」
 大手門跡から石畳を歩いていくと、城山を背景にどっしりと構えた櫓門(やぐらもん)が見えてくる。三の丸御殿の正門として、寛永14年(1638)に創建された櫓門は、江戸時代の城郭建築を色濃く残す、歴史的建造物だ。
 学問好きで知られる第八代藩主毛利高標(たかすえ)は、安永6年(1777)城内に藩校「四教堂(しこうどう)」を開校。その傍ら、中国船が長崎に入港すると書物奉行を派遣し、優良な書物を購入するなど、書物の収集に励力し、自ら集めた蔵書を「四教堂」の教授や学生たちも利用できるようにと、天明元年(1781)三の丸城内に「佐伯文庫」を開設。約8万冊といわれた文庫の大半は、中国やドイツ、イギリス、オランダなどの輸入本で、貴重なものが多かったといわれている。今では蔵書は散逸し、当時の面影はかすかなものとなっている。
 独歩の作品にも描かれている「安井(あんせい)」は、八代藩主の毛利高標に仕えていた藩医・今泉元甫(げんぽ)が、飲み水に困っていた庶民のために、私財を投じて掘った井戸の一つである。
 旧藩主毛利家の菩提寺養賢寺は、白壁に風格のある本堂が特徴的。本堂の裏には毛利家歴代藩主たちの見事な五輪塔が佇んでいる。静寂に包まれた歴史と文学の道には、矢野龍渓生家跡や、独歩が寄寓していた坂本邸(現・国木田独歩記念館)などが建ち並び、昔日の面影を残す。歴史と文学の道での散策を楽しんだら、茶室の「汲心亭」でお茶を飲みながら、はるかな時を偲んではいかがだろう。
佐伯の春の風物詩「さいき春祭り」での大名行列
佐伯の春の風物詩「さいき春祭り」での大名行列
風流な行列が、当時の隆盛を物語ります。
茶室「汲心亭」
茶室「汲心亭」
茶室「汲心亭」では、抹茶が楽しめます。城山からシカが訪ねてくることもあるとか。
 
 
 佐伯の町を切り絵で語る
佐藤巧氏の作品   サイトのイメージに使っている切り絵は、佐藤巧氏の作品。 切り絵は、絵葉書となって佐伯駅前にある佐伯観光協会案内所で販売中!
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佐伯市観光協会案内所
佐伯市駅前2丁目6-30
TEL 0972-23-2513
 
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